本を読む本では積極的な読書ということが言われ続けています。
本に書かれている文字列を読むだけではなく、本の中に隠されている宝物を探し出して手に入れるような積極性が求められています。
しかし、その積極性は気持ちだけでは維持できません。
良く言われる、「難しい本を読んでいると眠くなる」ことは、本を読む意欲だけでは防げないとあります。
良い本を読みながら眠ってしまうような人は、読む努力をしようという気がないのではなく、努力のしかたを知らないのだ。良い本は読者にとって難解である。むずかしいくらいの本でなくては、読者にとって良い本とは言えない。そういう本に向かって読者は背伸びをし、自分をそこまで引き上げなくてはならない。そうしないことにはむずかしい本は退屈なばかりだ。読者がくたびれてしまうのは、背伸びをしているからではなく、うまく背伸びできないことからくる欲求不満のせいなのだ。それはうまく背伸びする技術をもたないからである。積極的な読書をつづけるには意志の力だけではだめだ。ちょっと見ただけではとても歯がたたないと思われるものにも手をのばし、自分を引き上げることのできる技術を身につけることが要求されるのである。
本を読む本56ページ
本を読むと眠くなる・・・あまり良いイメージでは有りませんが、実は単に読書技術が足りないだけの場合も少なくないのですね。
そして、その必要な技術を紹介するのがこの本の目的なのです。
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