‘心構え’ カテゴリーのアーカイブ
2008年9月16日
- シチュエーション毎の施術
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この段階では、基礎技術は習得済みであるとします。
そして、それレベルに達した後は目的に有った練習場所で練習する必要が有ります。
この練習で自分の満足できるだけの技量を獲得できたら、自信を持って催眠術師と名乗れると思います。
催眠の基礎技術は習得済みですので、単純に催眠の練習をする訳ではありません。
以下のポイントを習得するようにして下さい。
- 目的のシチュエーション下での催眠に適した環境構築
- シチュエーションに適したラポール作り
- シチュエーションに沿った施術の組み立て
- シチュエーション特有の(催眠以外の)技術と催眠技法との連結
この段階の練習をする上で留意することに、催眠を目的とするのか手段とするのかを明確にしておくことです。
催眠はインパクトの大きい技術ですから、被験者も施術者もそれに引きずられがちです。
ここが明確になっていないと、最終目的が達せられなくなってしまいます。
特に目的の中に「人に見せる」という要素が含まれる場合は注意が必要です。
「何」を見せるのかを明確化していないと、何のための施術だったかがわからなくなってしまいます。
催眠が出きることを自慢したいだけなのか、催眠の現象を見せるのか、催眠で何ができるのかを紹介するのか・・・。
これら全てで見せ方が変わってきます。
何か別の目的がある様なのだけど、結局催眠が出きることの自慢にしかなっていない・・・と言う例が多いように思います。
これなどは、本当は自慢したいだけなのに本人がそこを明確にしていないため、別のシチュエーションでもその様にしてしまい、訳が分からなくなってしまうのです。
この様なことが起こらないために、是非目的を明確にしてからシチュエーション毎の練習を行って下さい。
9月21日講習会開催します
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2008年8月28日
催眠に対して被験者が持つ代表的な不安として、操られるのではないか?というものがあります。
もちろん、その不安を拭うべく本人の意志に反した現象は起こすことはできない旨の説明は行います。
しかしながら、古典催眠の現象のカテゴリーを表す用語として、運動支配、感情支配、感覚支配、記憶支配等「支配」という言葉が使われてます。
また、以前に説明した通り上記の「本人」というのが被験者の顕在意識ではなく潜在意識であることから、操られるという印象は拭いきれないものが有ります。
それでは、やはり被験者の不安は的中しているのでしょうか?
操られる不安を持つ被験者に施術はできないのでしょうか?
それは施術者が操ろうと思っているかどうかによります。
施術者が操ろうと思っているならば、被験者にとってはカタレプシーだけでも操られ感満杯です。
施術者は、自分が操ろうとしていないことを被験者に納得してもらわなければなりません。
被験者が納得すれば良いのであれば、施術者がどう思っていようが関係ないように思えます。
しかし、下心がかくせないように、こういった思いは被験者に隠すことはできません。
自分の楽しみのために被験者を操る・・・のではなく、被験者に催眠の現象を楽しんでもらう・・・という気持ちが重要です。
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2008年6月25日
催眠を実施するときは、被験者が必須です。
被験者が施術に同意してくれないと催眠の実施はできません。
ここで、被験者が催眠に対してマイナスのイメージを持っていると、同意を得るために大きな苦労がでて来ます。
催眠の話を切り出したことがある方は現在の催眠のイメージが満足のいくほど良いイメージではないことはお分かりかと思います。
理想としては、催眠の話を切り出した時に誰もが施術してほしいと言ってくれる状況が欲しいのですよね。
しかし、現状はそれにはちょっと(だいぶ?)及ばないことは実感されていると思います。
理想に少しでも近づけるためには、施術は楽しくで触れたように被験者にまた施術してほしいと思わせるような施術を常に心がける必要があります。
一度きりで、再び被験者をお願いする機会は無いだろうから・・・適当にしていいことはありません。
実際、その人とは二度と会うことが無くても、その人が施術から受けた印象は、口コミとなって再び自分の所へ戻ってくるかもしれないのです。
その時に、「あ、この人が聞いていたあの人ね。是非施術してほしいな」と思われるような施術を常に心がけねばなりません。
6月28日講習会開催します
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2008年4月12日
今までいくつかの表現で、催眠では被験者の望まない現象は起こらないとお話してきました。
逆に言えば、起こすことができた現象は全て被験者の許可があったことになります。
では、催眠中での現象に対して施術者は免責されるのでしょうか?被験者の許可があるから、通りさえすればどのような暗示でも施してよいのでしょうか?
私はそうは考えません。
ここで注意すべきは、許可を出しているのは被験者の潜在意識であって顕在意識ではないと言う点と、社会生活を送っているのは顕在意識であると言う点です。
顕在意識と潜在意識とで、許容範囲に食い違いが起こった場合、潜在意識の許容範囲が優先されます。
つまり、顕在意識的には却下な暗示も、潜在意識的におっけ〜ならば通ってしまうのです。
この時、施術者は通ってしまうからといってその様な暗示を施すことは避けねばなりません。
覚醒時の被験者と施術者の関係性は、被験者の顕在意識が握っているからです。
一回限りの施術で、終わってしまえば嫌われても訴えられても構わない場合を除けば、被験者の顕在意識を敵にして良いことはありません。
信頼を失って、次回以降の施術の機会を失うだけで済めば御の字、最悪は刑事訴追を受けるかもしれません。
そのようなことは避けるべきなのは言うまでもないですね。
4月26日「催眠術、はじめの一歩講習会」実施
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2008年1月29日
ネットの掲示板やコミュニティでよく目にする意見として、「オフ会があれば出たいです」「誰かオフ会やって下さい」と言うものがあります。
気持ちはわからないでもないですが、催眠を習得するという観点からするとダメダメですね。
オフ会に参加したいけど、誰かがオフ会を開いてくれるまで待つ・・・という消極的な態度では催眠の習得は覚束ないです。
催眠の習得には練習が欠かせません。練習には被験者が必要です。
現在の催眠を取り巻く状況では、被験者の確保にはそれ相当の積極性が必要です。
催眠に関することでやりたいことがあれば、それを自分の力で実現しようとする積極性なくして練習の機会を掴むことは出来ません。
確かに催眠関係のオフ会を実現するのは難しいです。しかし、実現に向けて実際に行動することは難しくありません。
結果的にオフ会が実現できなくても、行動を起こして実現できないのと、他人がしてくれるのをただ待って実現できないのとでは天と地の差があります。
純粋に催眠の技術だけから見るとここまでの積極性は必要ありません。
しかし、技術を習得するためのハードルを越えるために大きな積極性が必要というのが現実です。
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2007年11月21日
施術中にごく稀にですが、何かの拍子で被験者の怖い/嫌な思い出に触れてしまって、被験者がパニックを起こすことがあります。
この時は特に施術者の落ち着きが必要です。
施術中のイメージは、どんなにリアルであっても現実ではありません。
過去にどんな怖いことがあってそれをリアルに思い出しても、それは記憶にしか過ぎません。現実にそのことが再現されているわけではないのです。
施術者はこのことをよく理解して、被験者がパニックを起こしても平静でいる必要があります。
施術者が平静で、現実の危険が無いことを被験者に納得させ、丁寧に覚醒すればパニックは収まります。
先日、この件に関して被験経験が豊かな方にお話を伺うことが出来ました。
施術中は施術者の動揺が非常によく伝わってくるので、施術者が自信無げだったり不安に思ったりするとダイレクトに伝わってきてこちらまで不安になってしまう。
特に、不安なイメージでこちらが動揺している時に、施術者が平静でいればパニックを起こさずに済むけど、施術者が不安がっているともうどうしようもない。
とのことでした。
施術中は被験者は物理的にも心理的にも無防備になります。
その時に被験者を守れるのは施術者だけです。
被験者がどの様な反応を示しても冷静に受け止め、被験者の心身両面の安全を守るのが施術者の責任です。
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2007年10月28日
施術時の暗示文は即興で作文する必要があることが多いと以前書きました。
日頃は駄文を書き連ねる、または全く文章を書かない様な状態で必要なときに即興で適切な暗示文を作文できるわけはありません。
確かにネットの文章で施術しているわけでは有りません。しかし、普段から稚拙な文章を書いていて、施術時だけ珠玉の言葉を紡ぐなど出来るはずがありません。
催眠術師たるもの、施術時に適切な暗示文を作文するために、普段から分かりやすい文章を書くように努めたいものです。
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2007年10月26日
催眠の施術も慣れてくると、シチュエーション毎にあれをやって、次にこれをやって…等と手順が確立してくると思います。
基本的に、催眠深度が浅くてもかかるものから、深い状態でできるものへと順番に行っていくと思います。
ところが被験者によっては、施術者の考えている順序と違う順序でかかっていく人もいるわけです。
こんな時に、いつもの順序に固執していては効果的な施術ができないばかりか、最悪醒めてきてしまうわけです。
いつもの順序とは経験則から来る確率の高い方法なので、それはもちろん遵守していくのが得策です。
ただ、被験者がそれに当てはまらない場合はあっさり捨て去る勇気が必要なんですね。
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2007年10月21日
古典催眠術師としては現象にこだわります。
しかし、催眠の本当の現象は被験者の内部で起こっています。
外部に現れる現象は同じに見えても、内部では別の現象が起こっていることがあります。
古典催眠術師はこの違いをはっきり認識しないといけません。
では、どのような現象でその様なことが起こるのでしょうか?
それは記憶・感情支配と運動支配の間で起こるのです。
例えば、名前を忘れるという記憶支配の演目で、名前が言えなくなってしまったとしても、それは本当に名前を忘れてしまったのか、運動支配で言えなくなっているだけなのかがあります。
感情支配でも同様のことが言えます。指定した人を好きになって抱きつく等の演目で、本当に好きで抱きついているのか、運動支配で抱きついているのか…。
これらは暗示の通りになっているので、見た目は違いが分かりません。
ショーのように見た目だけが重要な場合はそのままで良いかも知れませんが、催眠術の技量を向上しようと思っている場合は、この違いを認識し、どちらであるかを確認し続ける必要があります。
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2007年10月18日
催眠術は誰でも覚えられると何度も書いてきました。
ところで、それは本当でしょうか?
実際は、催眠術を覚えようと誰かに教わって、本人や周囲が認める程度にできるようになる人は1割〜2割程度のようです。
これでは「誰でも出来る」とは言えないかも知れませんね。
しかし、途中で脱落してしまうことの原因が「途中で止めてしまう」ことだとしたらどうでしょう?
結局出来なかった人たちの中で、あきらめずに続けたらできるようになる人はどの位いるのでしょう。
正直言ってどの位かわかりませんが、皆無ではないことは確かだと思います。
催眠は特別な技術ではありません。何か魔法のようなコツがあって、それを覚えさえすればすぐに使えるという物ではないのです。
特別でない、普通の技術であるからこそ、地道な練習/訓練/修行が必要なのです。
催眠を理解していない、催眠に幻想を覚えている人は、そこの部分を取り違えていることが多いです。
その様な人が、現実の催眠(習得するにはそれなりの努力が必要)を目の当たりにして、幻滅を覚える…それが習得できないことの大きな原因だと思います。
このブログがその様な幻想を払い、催眠習得の一助になれば嬉しく思います。
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