‘技法’ カテゴリーのアーカイブ

やりたいようにやれ!

2008年7月24日

催眠は常に被験者に合わせて施術します。
そのことはこのブログで繰り返し述べてきました。

しかし、ショー催眠での被験者選びの時はその限りではありません。

ショーでの被験性テストで説明した様に、ショー催眠での被験者選びは対複数になります。
同時に複数の被験者に対応する時に個々の被験者ごとに合わせることは非常に難しいです。

ここは被験者に合わせるのではなく、施術者のやりやすいようにやってしまいましょう。

これは単に同時に複数に合わせられないから・・・というだけでなく、以下の理由があります。

  • 施術者のやりやすい方法でも高い被験性があれば成功率が上がる

ショーでは成功率が高ければ高い方が良いです。
複数の被験者候補があれば、より成功率が高い被験者を選びたいものです。

ここで、合わせないとうまく行かない被験者よりも、施術者のやりやすい方法でもかかってくれる被験者を選べば成功率も自ずと高くなります。

施術者のやりやすい方法と言っても、被験者への配慮を無くしても良いということではありませんので、その辺は注意して下さい。

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ショーでの被験性テスト

2008年7月23日

催眠を行うためには被験者が必要です。
ショーや宴会芸として催眠を行う場合、あらかじめ被験者を用意しているので無い限り、会場の聴衆から被験者を選ぶ必要があります。

もちろん、見せるために施術するのですからある程度以上の被験性のある人を選ばなければいけません。
通常はカタレプシーか観念運動を使った被験性テストを行って、被験者を選ぶことになると思います。

よっぽどの少人数で無い限りは個別に被験性テストをするわけにはいきません。
集団に対して同時に行う必要が出てきます。

複数の被験者を使ったショーだからと言って、必ず複数同時に施術する必要はありません。
演出によっては、複数の被験者に個別に施術して言ってもショートして成立させることは十分可能です。

しかし、被験者選びの段階では対複数は避けることができません。

施術では被験者を観察することが重要ですが、対象が複数になることで、注意力の分散は避けられません。

このため、より緻密な誘導が必要な観念運動よりもトリックが使えるカタレプシーで被験性テストを行った方が安全です。

カタレプシーもいろいろありますが、複数同時に行うということから、被験者に触れる必要があるものは除外すべきでしょう。
被験者に触れた方がいろいろとトリックが仕掛けられて良いのですが、ここは仕方が無いですね。

一番無難なのは、両手を握り合わせて人差し指を立てる奴・・・このブログをお読みの皆さんには良くご存知のあれ、あれがお勧めです。

被験性の高い人を選ぶことができたら、あとは実際の施術に移っていくだけですね。

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被験者を観察することが重要

2007年11月18日

二週間のご無沙汰です。仕事やら体調やらで更新が滞ってしまいました。
これからも毎日と言うわけには行かないかもしれませんが、更新は続けて行きたいと思いますので、よろしくお願いします。

今回は被験者の観察についてです。

今までもいくつか技法を説明してきました。
しかし、技法の手順を機械的に行っているだけでは決して誘導は成功しません。

催眠は被験者の心のありようを誘導していくものです。
被験者の内面が今どのような状態であるかによって、技法の手順や与える暗示の微調整が常に必要になります。

もちろん、テレパシーを使えるわけでもないので、被験者の心の中なんてわかりません。
でも、被験者の心の動きはある程度外面に現れてくるものです。

その心の動きと連動した被験者の変化をきちんと把握し、タイミングをはかったり暗示文を調整したりするのです。

被験者の何がどのようになったらどういう状態で…ということは、残念ながらお話しすることはできません。
その様なことを具体的に言葉に出来るほど、私の中で整理できていないからです。

この辺のポイントは各自が施術の経験値を上げる過程で身に付けていくものだと思います。
重要なことは、観察を行うんだと言う意識だと思います。

漫然と見ているだけではなく、変化を見逃さずに観察するんだという意識を持ちながら施術をしていくことによって、自分なりのポイントがつかめて来るのではないでしょうか。

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驚愕のタイプ

2007年10月23日

古典催眠では暗示を発動させるときに驚愕を使うと書いてきました。
驚愕として最もよく使われていて、かつ決まると格好いいのは指パッチンでしょう。

しかし、私はこの指パッチンが非常に苦手で、ほとんどうまく出来ません(;_;)。

驚愕はAVK(Audio,Visual,Kinetic)のどれを使っても構いません。
指パッチンはAの代表格ですね。
Vの代表格はストロボなどがあるでしょう。
Kの代表は肩を叩く等ですね。

本当は被験者によってどのタイプの驚愕が入りやすいかがあるので、それに合わせて使うのが一番いいです。
その意味では、全てのタイプの驚愕が使えるのが理想ですね。

私は指パッチンが使えないので、肩を押さえるというKの方法を使っています。
ほとんどこれ一本です。本当は上述のように3タイプ使いこなしたいのですが…

まだまだ修行が足りません。

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閉眼できない場合は…

2007年10月20日

キャバクラで練習していると、時々困ることがあります。
深化をしようと思って目を閉じてもらおうとしても拒否られることがあります。
目を閉じると寝ていると思われて怒られる…と言うのです。

そういう時は目を閉じずに深化をして見ましょう。
もちろん、できるかできないかは被験者によりますので、うまく行けば…位で試してみましょう。

方法は凝視法を使います。
凝視対象に意識を集中すると、集中しただけ意識が抜けていくと暗示します。
最後に、軽い驚愕を入れて完全に意識が無くなってしまったと暗示すれば、閉眼無しの深化が完成です。

この技法は被験者にかなりの集中力が必要なので、成功する確率はさほど高くありません。
しかし、全く閉眼することなく深化できるので、閉眼ができない場合は試してみる価値は有ります。

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古典催眠とカウンセリングスキル

2007年9月27日

ちょっと、秋風邪をひいてしまって更新が止まってしまいました。

私は療法系のオフ会にもよく出席します。
そこの自己紹介でも、「術師なので療法はやりません」と言いますので、時々不思議がられます。

私が療法系のオフ会に出席するのは得るところが非常にあるからです。
もちろん、療法に関する部分ではありません。

療法系のオフ会では、必ずカウンセリングスキルについての話題が出ます。
古典催眠を行うにおいて、このカウンセリングスキルは大変役に立ちます。

実は「催眠以前」のかなり大きな部分がカウンセリングスキルだと私は考えています。

古典催眠を覚えたい/より上手くなりたい人は療法系の集まりでカウンセリングスキルを磨くことをお勧めします。

カウンセリングスキルと療法系のスキルとはまた違うので注意してください。
もちろん、療法系にも興味のある方は両方聞いてくると良いでしょう。

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追い込み暗示が重要

2007年9月8日

カタレプシーで固めてもすぐに解けてしまう…と相談を受けることがあります。

カタレプシーは被験者にとって異常な状態です。
ヒトの体は常に正常に戻ろうとする働きがあります。
カタレプシーで一瞬固めたとしても、その元に戻ろうとする働きですぐに解けてしまうのです。

どんな人でもカタレプシーは自然に解けます。解けるまでの時間に個人差はありますけど。

ではカタレプシーを固めたままにするのはどうするのか?
ここで追い込み暗示を使うのです。

追い込み暗示とは、一瞬固くなって解けそうな状態を固い状態へ追い込むような暗示です。

この追い込み暗示が無いとカタレプシーはすぐに解けてしまいます。

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タイミング

2007年9月5日

古典催眠の流派で、必ずカタレプシーから入る流派があります。
カタレプシーとは、外から与えられた姿勢を続けることです。基本的に本人の意思で解除できません。
カタレプシーは未体験の人にとっては衝撃が大きいので、古典催眠の導入としては非常に使い勝手がよいのです。

私は被験者のタイプによってカタレプシーと弛緩法を適宜に切り替えて使っていますが、カタレプシーを使うことが多いですね。

カタレプシーはそれなりに異常な状態ですので、通常は体験しません。
ある程度の深度の催眠状態にある被験者には簡単に起こすことが出来ます。
しかし、導入で使うわけですから、この時の被験者は覚醒状態で、そのままではカタレプシーを引き起こせません。

そこでほとんどのカタレプシーの技法では、凝視法で被験者の意識を集中させ、集中しきったタイミングで暗示を入れることになります。
このタイミングは結構シビアで、初心者はこのタイミングがなかなか取れずに苦労をします。

ある程度催眠ができるようになると、カタレプシーをほとんど外さなくなります。
この人たちはそんなにタイミングを取るのがうまいのでしょうか?

実は、この様な人たちは暗示の入るタイミングを取っているのではなく、暗示の入るタイミングを作っているのです。
被験者のタイミングではなく、施術者のタイミングで暗示を入れられるので、成功率が高いのですね。

では、どうやってタイミングを作るのでしょうか?
それは驚愕を使います。

以前、驚愕は暗示を発動させるときに使うと書きました。まさにそれです。

もちろん、何の準備も無くいきなり驚愕を使ってもただビックリするだけで効果は期待できません。
カタレプシーの手順はしっかり踏みながら、最後の暗示を入れるタイミングのシビアさを軽減するために驚愕を使うのです。
もちろん、大きすぎる驚愕は逆効果になることもありますので、ほど良い驚愕にしましょう。

このことを認識して施術を行うと、カタレプシーの成功率は飛躍的に上がりますので、試してみてください。

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驚愕

2007年9月3日

古典催眠では弛緩法と驚愕法という二大手法があります。

弛緩法はだら〜んとするやつで、大半の人が持つ催眠のイメージ「眠くなる〜ってやつでしょ?」です。

弛緩法は主に催眠を深化するときに用いられ、驚愕法は暗示を発動するときに用いられます。

驚愕法は文字通りびっくりさせることです。

時々、この「驚愕」を文字通り受け取って本当に驚愕させる人がいますが、そんな必要はありません。
驚愕と言っても、ちょっと意識がそれる程度でよいのです。よく催眠術師が指を鳴らすのを見ますが、あの程度で十分な驚愕になります。

古典催眠の用語は、日常会話と同じ言葉で独自の意味付けがされている用語が多いです。
「驚愕法」もその一つで、驚愕するほどびっくりさせるのではなく、意識がそれる程度の軽いショックを与えることを言います。

本当に驚愕するほどのショックを与えると、そのショックのせいで催眠から覚めてしまう人もいるので注意が必要です。

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