カタレプシーは観念運動ではない

オフ会でよく聞く言葉で最近気になっている言葉が有ります。
観念運動です。

気になりついでに本ブログを検索してみましたが、観念運動に関する記述は絶無に等しいことが分かりました。
実際、私は被験性テストにも誘導にも観念運動は全く使わないので、勢い記述も少なくなるのは仕方がないのかもしれません(言い訳)。

観念運動もカタレプシーと同様、催眠術業界(?)と他分野で微妙に意味の違う言葉です。
もちろん、ここでは催眠術用語としての観念運動についてです。

観念運動とは、観念が運動となって現れるものです。
そのままですねw
技法としては、辞書と風船とか、抱えた風船の大きさを変えるとか、振り子とか、後倒法とか、揺動とか…になります。

観念運動は、被験者の観念が被暗示性の発露として運動に現れるものです。
だからこそ被験性テストとして使われます。
そこには(技法としては別として、仕組みとしての)トリックはありません。
同じ被験性テストとして使われますが、本質的にトリックを使っているカタレプシーとはそこが違います。

では、観念運動という言葉の何が気になっているのでしょう?
それは使われ方、具体的に言うとカタレプシーとの混同です。

初期誘導として一番使われているだろうあれ、指を組んで立てた人差し指がくっつく奴、あれを観念運動と呼んでいるのをよく聞きます。
しかし、あれは腕から指への筋を伸ばすというトリックを使って指を近づけ、固めるものです。
そこに観念による運動はありません。あの技法はカタレプシーであって観念運動ではありません。

この様な用語の混乱が催眠の普及の大きな妨げなのではないかと改めて思っている今日この頃です。

はじめの一歩講習会を開催します(3月19日)
催眠の個人教授します

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