催眠界隈では状態論・非状態論の議論が続いています。
私は状態論派です。
ただ、普通(普通って何?)の状態論とは若干ちがうかも知れません。
催眠以前的状態論とはどんなものか考えてみましょう。
大前提として、催眠は自然科学で扱えていない(と私は思っている)ということがあります。
自然科学で扱うための再現性がまだ見つかっていないと私は思っているからです。
そのため具体的な描像は(まだ)得られないと思っています。
催眠以前的には技術の向上にはこういった #とは 系の考察は欠かせないのですが、描像無くしてどう考察できるでしょうか。
私は悩んだあげく、催眠状態の描像については諦めました。
催眠状態とは何がどんな状態なのかとか、どうやってそこへ誘導するのかとか、催眠状態であるかどうかの判定とかとか、全てまるっと諦めました。
だって(今はまだ)どう足掻いても私の納得のいくレベルでの解明は不可能なんですから。
しかし、状態論派としては「催眠状態」という言葉は使わざるを得ません。
言葉を使うには意味を明確にしておかなければなりません。
再三このブログで言ってることです。
重要なのは今までの経験や催眠以前的考え方と矛盾しないことです。
いろいろ考えた末にたどり着いた催眠以前的催眠状態とは
『催眠現象が起きているなら、催眠状態である』
です。
とぅ・びぃ・こんてぃにゅぅど
タグ: 催眠
2020年6月17日 15:15 |
[…] 催眠以前的催眠状態は催眠状態1です。以前述べたように、若干不可知論的態度となります。信仰を持った不可知論と言えるでしょうか。 […]