Archive for the ‘組み立て’ Category

キャバクラ催眠 I

2008年8月5日

今回から何回かに分けて、修行時代にキャバクラでおこなっていた標準プログラム(被験者に会う前に想定しているもの)を紹介します。

講習会等で個々の現象はマスターできても、実際の施術ではうまくいかない人も多いです。
もちろん、講習会と異なる環境だから・・・というのも大きな要因ですが、施術全体の流れを掴めていないので、次に何をやったらいいかわからない・・・ということもあると思います。

そんな人の参考になればと思います。

これはあくまでも被験者に会う前に想定しているプログラムなので、実際にこのプログラム通りにいったことの方が少ないです。
しかし、この様に基本のプログラムを想定していることにより、施術全体の見通しを立てることができます。

  1. 被験性テスト・カタレプシー
  2. 運動支配・立てない
  3. 名前の健忘
  4. 感情支配・灰皿好き好き
  5. 味覚支配・水等をお好みの飲み物へ
  6. 感覚支配・ボトルに感覚移動
  7. タイムストップ

もちろん、以上は見通しを立てるためのプログラムなので、実際には施術中の状況によって順番の前後、中止や追加等臨機応変に対応します。

次回から項目毎の説明を行います。

催眠の個人教授します
mixiコミュニティ:催眠以前

催眠のきっかけにマジックは有効か?

2008年7月26日

催眠をやる人で、マジックもやる、と言う人は多い様です。
ほとんどは趣味といえるほどではなく、2,3のネタを持っている・・・程度の様です。

その様な人は催眠のきっかけに・・・と考えている人が多い様です。

では、催眠のきっかけにマジックは有効なのでしょうか?
そうであるとも言えるし、そうでないとも言えます。

注意すべき点は、マジックはそれ単体で人の興味を独占することができるエンタテインメントだということです。
催眠のきっかけとしてマジックを行うならば、マジックではなく施術者へ興味を持たせる様なマジックを行うことが必要です。
マジックの不思議さではなく、施術者の不思議さを感じられるような演出が必要になります。

そのためにはマジックの演目も選ぶ必要があります。
マジックの現象ではなく、施術者の能力へ興味を持たせると言う点で、メンタルマジックが良いのではないでしょうか?
また、催眠へのきっかけということでは心理的要素をこじつけられる読心術系のものが良いと思います。

そして、導入も「おもしろいマジックができる」とかではなく、「ちょっと不思議なことができる」等とマジックであることをあからさまにしない方が良いでしょう。

さらにマジックは2ネタ行ってはダメです。マジックを続けて行うと、マジックの方へ興味が行ってしまいますから。

ひとしきりマジックをおこなったら、「もっと不思議なことができるんだけど・・・催眠術」とか進めていけば良いでしょう。

閉眼トランスは必須ではない

2007年12月5日

催眠を始めた頃は、自分の技術に自信が持てません。
目の前の被験者がどのような状態であるかの判定にも自信が持てません。
すると、現在どのような現象を起こすことが出来るかの判断に自信が持てないことになります。

そのような場合、えてして必要以上の深度を求める方向に走りがちです。
深い催眠状態ならば、いろいろな現象を起こしやすいですから。

深い催眠状態の代表が閉眼トランスですね。
こうして、施術の早いうちに閉眼トランスをやりたくなってきてしまうのです。

しかし、実際の施術では閉眼トランスが必須の現象はそんなに多くはありません。
運動支配、感覚支配、感情支配程度は一度も閉眼しなくても可能です。(もちろん被験者の被験性によります)
キャバクラ催眠のようなシチュエーションでは閉眼トランスは必要ないことも多いです。

このこと(閉眼トランス無しでも多くの現象はできる)を理解するためには、意外と大きなパラダイムシフトが必要です。
特に催眠初心者は単独ではこの理解には中々たどり着けません。

催眠初心者は、一度熟練者の閉眼トランス無しの施術を見学することをお勧めします。

12月16日「催眠術、はじめの一歩講習会」実施
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